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神奈川の大規模戸建団地内に初のサ高住/日本土地建物

「(仮称)グランドマスト 鴨居」外観イメージ

 日本土地建物(株)は7日、サービス付き高齢者向け住宅「(仮称)グランドマスト 鴨居」(横浜市緑区、総戸数40戸)の工事に着手した。

 同社ではこれまで首都圏、関西などで有料老人ホーム等を手掛けてきたが、今回、住宅事業強化の事業方針のもと、賃貸マンション事業拡大の一つとして、同社初のサ高住に取り組む。

 JR横浜線「鴨居」駅徒歩13分。計画地は、同社が1960年代より戸建分譲(約1,230区画)を手掛けてきた大規模団地内に位置。これまで、スーパーマーケットとスポーツクラブを運用してきたが、高齢者への住み替え提案を目的に建て替えを行なう。

 鉄筋コンクリート造地上4階建て。同エリアで標準的なサ高住は専有面積の比較的小さい住戸(約25~約36平方メートル)であるのに対し、同施設は約38~約70平方メートル(間取りワンルーム~2LDK)を確保し、アクティブシニア向けにゆとりある暮らしを提案する。また、安否確認サービス、生活相談サービスを備えるほか、24時間有人管理の実施、トイレ・浴室・居室への緊急通報装置、安否確認のための水道流量センサー導入など安心・安全へも配慮した。

 施工は積水ハウス(株)、運営会社は積和グランドマスト(株)。竣工は17年4月を予定。


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