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エー・ディ・ワークス、創業130周年で記念パーティ。渋谷でのビル開発も発表

「この会社を後世に渡すため、今後の発展のため、一層経営にまい進したい」と謝辞を述べる田中社長
大手不動産流通各社の幹部が、鏡開きで同社の功績を祝った

 (株)エー・ディ・ワークスは12日、帝国ホテル(東京都千代田区)で創業130周年記念パーティを開催。取引先となる不動産関連事業者を中心に約630名が参加した。

 同社は1886年、染色業を主業として創業。1970年代の繊維業界衰退を受け、不動産事業へとシフト。95年、現・代表取締役社長の田中秀夫氏の社長就任と同時にエー・ディ・ワークスと社名変更。富裕層をターゲットとした収益不動産販売をグループ各社によりワンストップで手掛けるビジネスモデルで成長し、2015年10月、東証一部上場を果たした。15年3月期の連結売上高は107億3,500万円、経常利益は5億4,000万円。

 冒頭挨拶に立った田中氏は「130周年とは中途半端に感じる方もいると思うが、昨年10月東証一部上場を果たし、一つの区切りができた。ここまで来られたのは、皆さまのおかげと感謝している。これまでさまざまな苦労があったが、その苦労のもとに今日があり、今日の想いが未来を作る。今日を、これから50年、100年のあゆみのスタートとしたい。この会社を後世に渡すため、今後の発展のため、一層経営にまい進したい」と謝辞を述べた。

 また、同席上で、渋谷区道玄坂にオフィスビルを開発することが発表された。地上11階建て、延床面積約1,900平方メートルと、同社が開発するビルでは過去最大のものとなる予定。建築家の隈 研吾氏がデザインする。


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