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ロンドン大規模再開発事業で分譲住宅の本格販売を開始/三井不動産

「テレビジョンセンター」再開発計画全体パース
分譲住宅「The Crescent」外観イメージ

 三井不動産(株)は23日より、イギリス・ロンドンで推進する「テレビジョンセンター」再開発計画にて、第1期事業の分譲住宅「The Helios(ザ・ヘリオス)」(総戸数162戸、9階建て)、「The Crescent(ザ・クレッセント)」(総戸数270戸、9階建て)の本格販売を開始。第1期事業住戸全432戸のうち、2015年9~12月のプレセールスで成約済みの住戸を除く約250戸を、順次販売する。

 同開発地は、ロンドン市ウエストエンドから西に約6kmに位置。地下鉄3線(セントラル線、ハマースミス線、サークル線)2駅(ホワイトシティ駅、ウッドレーン駅)から徒歩1分。両駅からウエストエンドまで約14分、シティまで約22分と交通アクセスも良好。 

 同社グループが12年7月に英国公共放送局のBBCから取得して開発を推進しているプロジェクトで、BBCのスタジオ、オフィスなどとして利用されてきた建物を、住宅、オフィス、ホテル、レストラン、シネマなどから構成されるミックスドユースの複合施設へ再開発する。

 敷地面積約5万5,000平方メートル、延床面積約18万6,000平方メートル。第1期事業で分譲住宅、オフィス、ホテル&クラブ等を供給、第2期事業で、主に分譲住宅の供給を予定している。住戸は、第1期・第2期事業合計で約900戸を予定。第1期の全体竣工は18年を計画、第2期は未定。

 なお、15年6月に同BBCから取得した近接の「ホワイトシティプレイス」再開発計画を合わせ、敷地面積(約12万4,000平方メートル)および計画総延床面積(約39万6,000平方メートル)となり、ロンドンにおける日系企業の都市開発としては最大規模となる。


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