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売り上げ・利益とも過去最高を更新/野村不動産HD16年3月期決算

 野村不動産ホールディングス(株)は28日、2016年3月期決算を発表した。

 当期(15年4月1日~16年3月31日)は、連結売上高5,695億4,500万円(前期比0.4%増)、営業利益809億1,200万円(同12.5%増)、経常利益726億7,900万円(同14.1%増)、当期純利益471億8,200万円(同22.7%増)で、いずれも過去最高を達成した。

 住宅部門は、「Tomihisa Cross Comfort Tower」(東京都新宿区)、「桜上水ガーデンズ」(東京都世田谷区)などの計上で販売価格は上昇した一方、マンション・戸建て合わせた計上戸数が6,006戸(同1,015戸)と減少。売上高3,345億1,400万円(同6.9%減)、営業利益319億900万円(同5.6%減)の減収減益となった。期末の契約済未計上残高は3,493戸。

 賃貸部門は、「浜松町ビルディング」(東京都港区)の収益寄与や、収益不動産開発事業で物件売却が増加したこと等により、売上高1,106億2,500万円(同19.1%増)、営業利益320億9,900万円(同31.3%増)と2ケタの増収増益に。

 資産運用部門は、上場3REITの合併に伴う資産取得報酬の増加、SPC物件売却による配当収入等により、売上高109億7,300万円(同19.7%増)、営業利益73億7,600万円(同53.3%増)と大幅に伸長した。

 当期の期末配当金は、従来予想1株当たり2円50銭増配し30円に。年判配当金は1株当たり57円50銭となった。 次期も、連結売上高5,890億円、営業利益760億円、経常利益670億円、当期純利益430億円と、引き続き過去最高の更新を見込む。


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