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15年度の電話相談は2万8,638件/住宅リフォーム・紛争処理支援センター

 (公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターは9日、2015年度における「住宅相談と紛争処理の状況 CHORD REPORT 2016」を発表した。

 同センターが行なっている電話相談「住まいるダイヤル」で新規に受け付けた相談件数は、2万8,638件(前年度比10%増)。内訳は「新築等住宅に関する相談」が1万8,786件(同12%増)、「リフォームに関する相談」が9,852件(同6%増)で、住宅の不具合や契約にかかる「住宅のトラブルに関する相談」が全体の約7割を占めた。

 全国の弁護士会と連携し、弁護士と建築士のペアによる対面相談(専門家相談)実施件数は1,848件(同2%増)。相談対象では、リフォームに関する相談が全体の約半数を占め、専門家相談を開始した10年以降、同様の傾向を示している。

 住宅紛争処理の申請受付件数は158件(同4%減)となり、制度開始以来の申請受付累計数は944件に。15年度に受け付けられた事件のうち、約7割が申請前に専門家相談を実施していた。また、同年度において159件の事件が終結し、制度開始以来の終結事件件数の累計は843件となった。なお、半数以上が調停等により終結している。


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