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1~6月の首都圏マンション、契約率は7年ぶりの70%割れ/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は14日、2016年上半期(1~6月)と6月度の首都圏マンション市場動向を発表した。

 16年上半期のマンション発売戸数は1万4,454戸(前年同期比19.8%減)と大幅な減少となった。地域別では、東京都区部6,649戸(同22.1%減)、東京都下1,682戸(同29.4%減)、神奈川県2,947戸(同19.2%減)、埼玉県1,682戸(同0.5%増)、千葉県1,494戸(同16.0%減)と、埼玉県で微増した以外は軒並み大幅減となった。

 初月契約率の平均は68.4%(同7.7ポイント低下)と、7年ぶりに70%を割り込んだ。1戸当たりの平均価格は5,686万円(同8.2%上昇)、1平方メートル単価は81.7万円(同9.2%上昇)といずれも上昇した。

 即日完売したのは781戸で、発売戸数の5.4%となった。

 6月の発売は3,050戸(前年同月比12.9%減)と、7ヵ月連続の減少。月間契約率も69.6%(同9.1ポイント低下)とダウンした。1戸当たりの平均価格は5,672万円(同2.5%低下)、1平方メートル単価は82万3,000円(同0.7%ダウン)となった。

 即日完売物件は「Brillia Tower 上野池之端1期1・2次」(東京都台東区、238戸、平均1.9倍、最高9倍)など5物件322戸。20階以上の超高層物件は14物件410戸(同45.0%減)、契約率は81.0%(同0.6ポイント低下)。月末時点の在庫数は6,130戸で、前月末に比べて93戸増加した。

 なお、7月は3,500戸の発売を見込む。


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