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フィンテックによる不動産担保融資事業をスタート。AI搭載のアプリ早期リリースへ/ハウスドゥ

同社が開発を進める不動産担保融資の仕組み

 (株)ハウスドゥは、人工知能(AI)を活用したフィンテックによる不動産担保融資事業をスタートする。

 同社は、フランチャイズ事業や、個人ユーザーが自宅を同社に売却後、リース契約によって住み続けられるハウス・リースバック事業を中心にストックビジネス型の事業体制に移行を進めており、6月にはハウスリースバック事業を補完するかたちで、不動産担保ローン事業をスタート。同社代表取締役社長・安藤正弘氏は「ハウス・リースバックを利用するほどではないが、現金を手にしたいニーズがあり着手した。現在、貸金業法の総量規制等からユーザーの資金調達手段が不足しており、同事業はまさにブルーオーシャン市場」と述べた。

 同事業の延長として、現在、不動産担保融資が簡単に受けられるアプリを開発中。不動産価格査定額=融資可能額として、設定額内であれば、自由な額で融資。アプリに、AIによる不動産価格査定機能を採用することで、即時貸し出しを可能とするほか、利用者が期間や借り入れ額、返済方法を自由に選べる仕様とする。当面は自己資金を持ち出して展開していくが、将来的には、担保物件を細分化して格付けし、銀行が担保物件に対して金利・融資額を入札形式で設定する方法を採用したい考え。「出資者に投資家等を取り込むことも視野に入れている」(安藤氏)。

 同アプリは2ヵ月以内のリリースを予定している。


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