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首都圏居住用賃貸、5ヵ月連続の成約減に/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2016年7月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は23万4,552件(前年同月比6.8%減)となった。1平方メートル当たりの登録賃料は賃貸マンションが2,570円(同1.8%下落)、賃貸アパートは2,170円(同0.3%下落)。1戸当たりの登録賃料は、賃貸マンションが9万1,100円(同2.9%下落)、賃貸アパートが5万9,700円(同1.3%下落)と、いずれも下落した。

 成約件数は1万6,940件(同8.4%減)と、5ヵ月連続の減少。地域別にみると、東京23区7,564件(同11.8%減)、東京都下1,374件(同5.0%減)、神奈川県4,487件(同5.4%減)、埼玉県1,907件(同5.0%減)、千葉県1,608件(同6.6%減)。減少率が最大だった東京23区は、賃料の高さが敬遠されたのが要因。千葉県では賃貸アパートが好調だった。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、賃貸マンションが2,589円(同0.5%下落)で、7ヵ月ぶりのマイナス。賃貸アパートは2,145円(同0.7%下落)となった。1戸当たりの成約賃料は、賃貸マンションが8万9,100円(同2.9%下落)で、10ヵ月連続のマイナスとなった。賃貸アパートは6万3,200円(同0.5%上昇)となり、4ヵ月ぶりの上昇。

 面積帯別の成約件数推移は、首都圏全体のマンションは30平方メートル未満が前年同月比7.5%減、30~50平方メートル未満が同12.0%減、50~70平方メートル未満が同12.7%減、70平方メートル以上が同18.1%減と各面積帯で減少。アパートも各面積帯で減少した。


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