不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

商業用不動産価格指数、15期連続のプラス/国交省調査

 国土交通省は28日、2016年第2四半期(16年4~6月)分の「不動産価格指数(商業用不動産)」を発表した。不動産価格指数は、10年の平均値を100として算出している。

 当期の商業用不動産総合指数は115.5(前年同期比4.3%上昇)で、15期連続のプラスとなった。
 用途別では、店舗が128.6(同2.7%上昇)、オフィスが125.0(同8.4%上昇)、倉庫が108.9(同3.8%下落)、工場が96.5(同5.5%下落)、マンション・アパート(1棟)が127.8(同5.7%上昇)。これらを総合した建物付土地総合は、123.3(同4.7%上昇)と、17期連続でのプラスとなった。
 また、商業地は97.6(同4.7%上昇)、工業地は98.9(同3.6%上昇)となり、これらを総合した土地総合は98.2(同4.2%上昇)と、4期連続のプラスとなった。 

 都市圏別の指数は、三大都市圏の店舗が132.2(6.9%上昇)、オフィスが128.3(同10.3%上昇)、倉庫が111.4(同5.0%下落)、工場が98.5(同5.1%下落)、マンション・アパート(1棟)が126.5(同5.8%上昇)、商業地が103.4(同9.4%上昇)、工業地が100.5(同5.4%上昇)。

 三大都市圏以外の地域の店舗が123.5(同3.3%下落)、オフィスが113.8(同3.1%上昇)、倉庫が100.3(同9.3%上昇)、工場が92.0(同7.5%下落)、マンション・アパート(1棟)が131.8(同4.9%上昇)、商業地が88.2(同2.8%下落)、工業地が96.5(同1.0%上昇)。

 南関東圏では、店舗120.6(同6.9%下落)、オフィス139.4(同7.9%上昇)、マンション・アパート(1棟)123.1(同3.0%上昇)、商業地108.3(同14.9%上昇)、工業地102.7(同2.3%上昇)となった。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら