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アメリカ・ニューヨークの大規模オフィスビルを改修/三菱地所

改修完了イメージ

 三菱地所(株)は24日、同社の米国子会社であるロックフェラーグループ・インターナショナル社が保有するオフィスビル「1271 Avenue of the Americas」(アメリカニューヨーク州マンハッタン)の全館大規模改修工事に着手したと発表した。オフィスビルとしてさらなる競争力を向上させることが目的。

 同物件は、マンハッタンのミッドタウンエリアのロックフェラーセンターの一角に立地。ロックフェラーグループ社が開発し1959年に竣工した大規模オフィスビル。敷地面積約8,590平方メートル、地上48階地下3階塔屋1階建て。賃貸可能面積は約19万5,000平方メートル。改修工事費はテナント誘致関連費用を加え総額約600万ドル(日本円で約600億円)。

 「Timeless Design.Timeless Location.Time for You.」をコンセプトに、従来の高い視認性と特徴を備えた外観デザインは継承しつつ、エントランス、ロビー、外構部等の共用部をより開放的な空間に変更。また外壁はガラス面を多く配したデザインに改修する。また、オフィススペースの窓面は従前比約60%拡大し、開放感を向上。空調機器や関内設備の更新も行なう予定。すでに改修後のテナント企業としてThe Office of the Commissioner of Baseball、MLB Advanced Mediaの入居が決定している。

 改修工事完了予定は2019年末。


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