不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

注文住宅建築費2,820万円と、前年比微減/リクルート住まいカンパニー調査

 (株)リクルート住まいカンパニーは5日、「2016年 注文住宅動向・トレンド調査」結果を発表した。全国で16年8月19~26日の期間、インターネットでアンケートを実施。対象は、1年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)を竣工した「建築者」および今後2年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の購入を検討している「検討者」。有効回答数は3,351サンプル。

 これによると、全国の建築者の建築費用は、平均2,820万円となり、前年比で123万円減少、3,000万円以上の割合も37.0%と前年比4.0ポイント減少した。
 頭金は平均871万円(同96万円減少)で、うち親からの贈与は同313万円(同7万円減少)と、いずれも減少した。
 また、検討者に家づくりを考えたきっかけを聞いたところ、「いつかは一戸建てに住みたいと思っていた」(26.3%)が最多となり、前年比で3.0ポイント上昇した。

 「スマートハウス・ZEH」については、検討者におけるスマートハウスの認知率は84.2%(同3.1ポイント減少)、ZEHの認知率は54.3%(同2.5ポイント減少)だった。また、スマートハウスに住んでみての満足度は85.8%(同5.6ポイント減少)、ZEHの満足度も83.8%(同9.5ポイント減少)と減少。これらに満足し経済的なメリットを感じた人でみると、光熱費が下がった金額の平均は月額7,237円だった。

 「消費税の増税と住宅建築」については、検討者のち66.9%が“消費税が上がる前に建築を間に合わせたい”と回答。また、消費税が上がる前に建築したい理由は、「消費税増税の負担を少しでも軽減したいから」(80.8%)と圧倒的多数を占めた。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら