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中部圏の大型物流施設市場、今後2年で新規供給15万坪/CBRE調査

 シービーアールイー(株)は8日、「中部圏物流マーケット・アウトルック」を発表。中部圏における大型マルチテナント型物流施設(LMT)のマーケット動向を予測した。愛知県を中心とする同エリアに所在する、延床面積5,000坪以上、原則として複数テナント利用を前提として企画・設計された施設を対象とする。

 同エリアでは、LMTの開発が進まず、2016年第3四半期時点の空室率がゼロ%と逼迫した状況にある。今後2年間の新規供給予定は約15万坪で、16年第3四半期時点のストック面積と同等ながら「潜在需要からみて物流施設の過剰感はない」(同社)と予測している。

 空室率は、供給が集中する17年第2四半期に15%程度まで上昇し、その後が18年にかけて総じて低下傾向が続くと予想。18年第4四半期には9%前後で落ち着くと見込む。

 実質賃料は、14年後半より上昇ペースが加速しており、16年第3四半期時点では1坪当たり3,410円。今後、緩やかながら上昇基調で推移するとしている。


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