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住宅づくりへの建築家起用、経験者の8割が「満足」/ハイアス&カンパニー調査

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は8日、「建築家と建てる家に関する意識調査2016」の結果を発表した。

 調査は9月30日~11月19日、2年以内に注文住宅の購入を検討している・建築家と家を建てた経験を持つ20歳以上の男女を対象に、同社運営サイト上でアンケート調査。有効回答数は531人。

 建築家のイメージについて聞いたところ、全体では「敷居が高い」が30%に達した。回答者の属性別では、住宅購入検討者は35%、経験者は21%となった。検討者では、建築家への依頼を検討しているという回答が49%と約半数が検討もしていないという結果となった。

 経験者に、建築家と建てた家に対する満足度を聞いたところ、「満足している」という回答が77%となり、家づくりそのものについても83%が「良かった」と回答した。良かった理由については、「要望と価格のバランスを考慮してくれた」が39%で最多。続いて「ヒアリングが上手く、生活に合った設計をしてくれた」26%、「性能面を考慮してくれた」25%と続いた。一方で、良くなかった理由については「設計料が高かった」と「建築コストが高くなった」が共に6%で最多だった。

 家づくりで重視した方がいいと考えるものについて聞いたところ、全体では、「耐震性」が64%でトップ。続いて「断熱・気密性」49%、「間取り」45%となった。属性別でも回答に大きな差はなかった。


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