(株)クラスコは16日、「Renotta Awards 2016」を、ららぽーと豊洲・ユナイテッドシネマ豊洲(東京都江東区)で開催した。
同社が展開するリノベーションブランド「Renotta(リノッタ)」の加盟店によるリノベーション成功事例を共有し合うイベントで、全国から約240名が参加。空室率・賃料アップに成功したリノベ事例や、リピート率を上げるための秘訣、オーナーへの提案法などを発表した。
同社代表取締役の小村典弘氏は、社名変更によるブランディングで売り上げアップにつなげた方法や、人材育成・業務効率化などの取り組みを披露。「ブランディングは外側を変えるだけでは成功にならない。アイディアの力でサービス力を高め、顧客からの信頼を積み重ねていくことが、企業の価値につながる」などと話した。ITによる時間・業務の効率化の必要性にも触れ、iPadアプリで来客アンケート集計時間を年間833時間短縮した事例や、webマニュアルで新入社員の教育時間を50%削減した事例を紹介した。
また、17年1月21日から「Renotta本部保証」サービスを開始することを発表。加盟店がリノベーションした住戸の家賃保証を本部が行なうもので、「Renotta」の事業拡大につなげていく。
現在、「Renotta」の加盟店は325、導入戸数は2,000戸以上。家賃上昇率33.3%、リピート率73.0%、リノベーション後の成約期間平均25日という実績を上げている。16年の総売り上げは約2億円。