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首都圏居住用賃貸物件の成約数、9ヵ月連続で減少/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は20日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2016年11月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は23万2,746件(前年同月比8.5%減)。1平方メートル当たりの登録賃料は、マンションが2,592円(同0.8%下落)、アパートが2,205円(同0.3%上昇)となった。1戸当たりの登録賃料は、マンションが8万9,500円(同1.6%下落)、アパートが5万9,400円(同0.7%下落)だった。

 成約件数は、1万6,367件(同9.5%減)と9ヵ月連続の減少。地域別では、東京23区7,180件(同11.6%減)、東京都下1,330件(同13.1%減)、神奈川県4,409件(同4.5%減)、埼玉県1,730件(同19.7%減)、千葉県1,718件(同2.9%増)と、千葉県のみが増加した。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,579円(同0.7%下落)と2ヵ月連続で下落。一方、アパートは2,194円(同1.0%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万7,500円(同1.5%下落)と14ヵ月連続で下落。アパートは6万2,100円(同0.6%上昇)と5ヵ月連続で上昇した。

 面積帯別の成約件数推移は、マンションのうち30平方メートル未満が前年同月比で6.5%減、30~50平方メートル未満が同9.8%減、50~70平方メートル未満が9.0%減。アパートについては、30平方メートル未満が7.9%減、30~50平方メートル未満が10.4%減、50~70平方メートル未満が20.4%減と2ヵ月連続ですべての面積帯で減少した。


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