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モデルハウスに実装したIoT機器のワークショップを開催/ミサワホーム

シャープのコミュニケーションロボット「ロボホン」のデモンストレーションの様子

 ミサワホーム(株)と(株)ミサワホーム総合研究所は21日、住宅におけるIoT 機器の利活用についての検証の一環として、TBSハウジング渋谷(東京都渋谷区)で、マスコミ向けに、IoTワークショップを開催した。

 「IoTを活用した生活提案」をリフォームで実現する場合、どのような可能性が考えられるかという観点で、シャープ(株)、ユカイ工学(株)、ヤフー(株)、NetLED(株)等、10社が参加してモデルハウスに実装するIoT機器のデモンストレーションを実施。家電をクラウドに接続し、人工知能機能を用いてスマートフォンやロボットなどの機器を通じてコントロールする試みや、各家電を集約してコントロールする機能やコミュニケーション機能を持たせたロボット、センサーとオンラインプラットフォームにコントロールするデバイス機器を組み合わせ、天気に応じてカーテンを開ける装置など、さまざまなIoT機器が紹介された。

 ミサワホーム総合研究所市場企画室長の富田晃夫氏は、「IoT技術を用いたリフォームを見据えているが、ハードからソフト、モノからコト、箱から場の産業へと言われる中、なかなか踏み出せない流れもある。既存のものを打ち破る場の価値を見い出せれば事業につなげる可能性もあると考え、今回、当社の考えに共感いただいたさまざまな企業に参加いただき、未来に向けた価値創造のプレゼンの場を設けた」などと挨拶。

 また、ミサワホーム情報システム部長の宮本眞一氏は、「さまざまなIoT技術が出てきているが、住宅で実際使う場合は、1社だけではなくさまざまな企業の製品が入ってくる。各機器は展示会などで見ることができても、実際に住む場所での使用イメージが見られる機会は意外と少なく、今回は興味深い機会となった。今後、住宅メーカーとして、面白いだけでなく実際に住む人にメリットあるかなどを検証していきたい」などと述べた。


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