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「あたたかい暮らし」を体験・学習できる施設開設/旭化成建材

体験棟
展示棟

 旭化成建材(株)快適空間研究所は11日、「快適空間ラボラトリー」を開設した。

 同研究所は、2015年首都圏における一戸建て持ち家とマンション持ち家の「住まいの温熱環境の実態と満足度調査」の結果から、一戸建て住宅で住まいの温熱環境に満足していない生活者が5割を超えている理由を、温熱環境に関する意識の低さと知識の少なさであると分析。「あたたかい暮らし」を実現していくための啓発活動や情報発信活動の一環として開設した。

 同施設は、同社ネオマファーム工場(茨城県猿島郡)近接地に立地。敷地面積1,451平方メートル。木造2階建ての体験棟(延床面積130.1平方メートル)と展示棟(延床面積225.8平方メートル)で構成する。
 体験棟は、1年間の冷暖房費が約1万1,300円という、現行の省エネルギー基準仕様と比較して大幅削減が可能な住宅。世界トップレベルの断熱性能を持つ断熱材「ネオマファーム」を用いた高断熱・高気密住宅で、夏・冬ともエアコン1台で家全体が快適な「暖かい暮らし」を宿泊体験してもらう。
 展示棟は、断熱材、窓換気装置などの素材・設備展示のほか、説明パネルや実験模型などにより、温熱環境や断熱性能に関する知識を提供する。

 同社では今後、工務店等の断熱材ユーザーを通じて「あたたかい暮らし」の実現を推進するために活用していく方針。


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