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賃貸併用住宅の受注拡大へ向け、新宿にモデルハウス開設/日本ハウスHD

新宿展示場「賃貸併用住宅モデルハウス」外観
モデルハウス2階にあるワンルーム
子世帯のリビング。間仕切りできる畳の空間も用意

 (株)日本ハウスホールディングスは24日、新宿展示場「賃貸併用住宅モデルハウス」の報道陣向け見学会を開催した。

 同社は賃貸併用住宅の受注拡大に取り組むため、2016年5月に「Urbanアセットマネジメント事業部」を設置。木造2~4階建てを中心に賃貸併用住宅、賃貸店舗併用住宅、賃貸専用住宅などさまざまなプランで、資産の活用を提案していく。

 新宿展示場では、二世帯住宅に賃貸スペースを取り入れた暮らしを提案。1階は事務所(ワンルーム3世帯分にすることも可能)、2階は親世帯とワンルーム1世帯、3階は子世帯の住まいとなっている。子世帯はファミリーに人気の間仕切り可能な和室空間を取り入れ、収納スペースを多く確保しているのが特徴。寝室もクローゼットを2つ用意している。

 価格はモデルハウスのタイプで9,000万円。賃貸サポートとして、(株)ハウスメイトパートナーズと提携し、集金・管理、入居者対応などを一括して受託する総合管理システムと、一括借り上げシステムも用意する。
 檜を土台に使用していることや、木造軸組工法と2×4工法の長所を組み合わせた「G-レジデンス工法」で、耐震・耐火・耐久性の高さをアピールするという。また、感謝訪問として、引き渡し後の5年目までは2回、6年目以降は年1回訪問するホームドクターシステムや、自社運営による24時間対応コールセンターなどでも他社と差別化していく。

 同社取締役不動産統括本部長兼Urbanアセットマネジメント事業本部長の武藤清和氏は、「賃貸併用住宅事業を新たな成長の柱としていきたい。これまで展示場の来場者の中で2~3割の顧客ニーズがあった。新宿のほか、錦糸町、練馬の3つの展示場で展開していき、年間受注20棟を目指していきたい」などと述べた。


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