不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

先行投資による固定費増で減益に/パナホーム17年3月期第3四半期決算

 パナホーム(株)は27日、2017年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(16年4月1日~12月31日)の連結売上高は2,468億900万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は29億2,000万円(同59.9%減)、経常利益は26億7,500万円(同61.9%減)、当期純利益は15億1,800万円(同63.8%減)。費用の合理化を図る一方、先行投資により固定費の増加等があり、減益となった。

 主力の新築請負事業における戸建住宅では、住宅向けグリーンガード認証を取得した「CASART(カサート)」によるZEHを推進。また、将来を見越して空間を柔軟に変更できる“先読み設計”をベースに、家事をラクに、暮らしを楽しくする、子育てがもっと楽しくなるアイディアで、居心地の良い住まいを実現する「CASART『Share Days』」の拡販に務めた。
 また、集合住宅では、女性視点を大切にし、心地よさにこだわった賃貸住宅コンセプト「ラシーネ」を取り入れ、高級感のあるエントランスや屋内共用廊下、高遮音床などを採用した3階建て賃貸住宅「Le-stagemaison FICASA3(レステージメゾン・フィカーサスリー)」の販売に注力するなどした。
 結果、同セグメントの受注状況は受注高1,516億7,200万円(同2.5%減)、受注残高1,849億1,300万円(同4.3%増)だった。売上高は1,417億8,100万円(前期比1.3%減)を計上した。

 通期については、売上高3,700億円、営業利益160億円、経常利益159億円、当期純利益101億円を見込んでいる。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら