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看板の状態を遠隔監視する実証実験開始/ザイマックス他

サービスのシステム構成イメージ

 (株)ザイマックスとオプテックス(株)は7日、センシング技術を用いた看板状態の遠隔監視および保守サービスに関する共同実証実験を開始した。建物運営管理へのIoTサービス導入に向けた取り組みの第一弾。

 老朽化した看板が落下する事故が全国で多数発生しており、多くの自治体で屋外広告物条例を改正する動きが見られる。建物の壁面などに取り付けられた看板には、目視点検のみで明確な点検方法が確立されておらず、劣化や異常を把握するには十分でないという課題があった。

 今回の実証実験では、看板に設置したセンサ端末から「傾き」や「揺れ」などを計測したデータをクラウド上に蓄積。取得したデータの推移は看板の状態変化を示しており、取得したデータの有効性、技術的な検証を行なっていく。現在、20基(東京都11基、愛知県6基、大阪府3基)でフィールドテスト(施工性、耐久性、データ収集等)を開始済。
 今後は、データを活用することで、日常の遠隔監視から早期メンテナンスのプランニング、点検作業、補修工事まで、看板のトータルライフサポートサービスの提供を目指す。


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