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管理ストック増により増収も、原価率上昇などにより減益/日本ハウズイング17年3月期第3四半期決算

 日本ハウズイング(株)は8日、2017年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(16年4月1日~12月31日)の連結売上高は695億5,800万円(前年同期比9.5%増)、営業利益は29億4,400万円(同22.2%減)、経常利益は29億6,700万円(同21.4%減)、当期純利益17億8,600万円(同21.1%減)となった。

 5月に発表した3ヵ年の中期経営計画の初年度として、管理事業における管理ストックの拡充に注力するとともに、営繕工事の受注にも積極的に取り組んだ結果、売上についてはすべてのセグメントで前年同期比を上回った。一方で、原価率の上昇や海外子会社において円高の影響を受けたことにより、営業利益と経常利益は前年同期比減となった。

 主力のマンション管理事業では、全国で新規営業活動に注力し、管理ストックの増加を果たした。一方、前期寄与した損害保険契約が複数年契約中心であったことによる保険代理店手数料の減少などにより売上高332億7,900万円(同1.5%増)、営業利益27億400万円(同21.3%減)となった。

 通期については、売上高943億円、営業利益46億8,000万円、経常利益46億8,000万円、当期純利益29億7,000万円を見込んでいる。


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