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東京都心5区のビル空室率、再び上昇/三鬼商事調査

 三鬼商事(株)は9日、2017年1月時点における、全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区=千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は3.74%(前月比0.13ポイント上昇)。大型解約の動きは少なかったものの、大規模ビルを含む新規供給があったことがその要因。

 新築ビルの空室率は21.45%(同6.13ポイント上昇)。大規模ビル3棟を含む7棟の新築ビルが竣工した。既存ビルの空室率は3.16%(同0.13ポイント低下)。
 1坪当たりの平均賃料は1万8,582円(同42円増)。新築は2万8,479円(同575円増)、既存は1万8,306円(同13円減)。

 大阪のビジネス地区の平均空室率は4.85%(同0.39ポイント低下)と7ヵ月連続で低下。地区外からの移転や拡張移転、建て替えに伴う大型成約の動きが見られた。さらに解約の影響も少なかったことから、空室面積が約8,600坪減少した。1坪当たりの平均賃料は1万1,062円(同11円増)。


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