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20歳代は「お金をかけずめりはりを付けた」家造りを希望/住環境研究所調査

 積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所はこのほど、20歳代の人が持つ住まいに関する意識調査結果を発表。25~29歳で3年以内に戸建住宅取得意思を持つ人、および2011年以降に住宅を取得した30~44歳の住宅所有者または配偶者を対象にインターネット調査した。有効回答数は1,020件。

 住まいの可変性に関しては、「家族に合わせて間取りなどを変更しやすい住まいにしたい」が20歳代で59%、30歳代以上で50%となり、積極的な意識を持つことが明らかに。

 住まいへのお金のかけ方については、「できるだけお金をかけずにすませたい」が20歳代で37%、30歳以上は27%。理想の住まいの実現と金銭とのバランス感覚についても、「メリハリをつけて、こだわるところはこだわりたい」が20歳代で52%、30歳以上で49%となり、20歳代はできるだけ出費を抑えて、メリハリをつけた家造りをしたいとという意向が強いことがわかった。

 魅力的に感じる住まいのコンセプトは、20歳代は「家族と一緒に過ごす家」(7.4ポイント)、入居後の光熱費を抑えた家」(7.3ポイント)、「無駄な空間のない家」「「家事をサポートする家」(いずれも6.3ポイント)。30歳以上は「入居後の光熱費を抑えた家」(6.6ポイント)、「家族と一緒に過ごす家」(6.3ポイント)、「無駄な空間のない家」(5.7ポイント)となった。


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