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16年の首都圏新築戸建ての成約価格、4年連続上昇/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は22日、同社のネットワークにおける2016年1年間の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格、および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て10万622件、中古マンション1万1,311件。成約物件が、新築戸建て2万777件、中古マンション7,685件。

 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,438万円(前年比3.0%上昇)、成約価格は1戸当たり3,403万円(同2.8%上昇)と、いずれも4年連続のプラス、2年連続全エリアで上昇した。上昇率は千葉県を除き拡大、東京23区では5,000万円以上の物件割合が4割に迫った。

 中古マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,621万円(同7.3%上昇)、成約価格は1戸当たり2,594万円(同10.4%上昇)と、いずれも3年連続のプラスに。上昇率は、新築戸建てと同様、千葉県を除き拡大。前年に価格の上昇ペースが鈍っていた東京23区も、同9.0ポイント増の11.4%となった。

 一方、中古マンションの1平方メートル当たりの成約価格は44万9,000円(同10.2%上昇)し、3年連続の上昇。価格の売れ筋は、東京23区が4,000万円以上、都下は2,000万円台、神奈川県・埼玉県・千葉県は1,000万円台だった。


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