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首都圏の新築戸建て価格は1.1%上昇

 (株)東京カンテイは10日、2017年3月の主要都市圏・主要都市別の新築戸建住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造、土地・建物ともに所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,524万円(前月比1.1%上昇)。地域別では、東京都が4,680万円(同3.3%上昇)、神奈川県が3,790万円(同1.1%下落)、千葉県2,863万円(同4.8%上昇)、埼玉県3,125万円(同0.1%下落)となった。前年同月に比べると、神奈川県が横ばいだった以外はいずれも上昇しており、おおむね好調さを維持している。

 近畿圏の平均価格は2,950万円(同0.5%下落)で、4ヵ月ぶりに下落した。大阪府が3,190万円(同1.7%下落)、兵庫県は3,081万円(同2.0%上昇)、京都府が3,043万円(同2.3%下落)。兵庫県以外は反転下落したものの、「弱含みに転じたとは言えない」(同社)という。

 中部圏の平均価格は2,949万円(同1.0%上昇)。愛知県では、3,155万円(同0.3%上昇)と上昇したものの、年間推移では下落となっている。

 福岡県は2,665万円(同0.1%下落)とおおむね横ばいでの推移となった。


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