不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

都心5区ビル賃料、09年以来の高水準に

 三幸エステート(株)は13日、2017年3月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は2.67%(前月比0.11ポイント低下)で、2ヵ月連続の低下。主要ビルの竣工がなかったことが要因で、同社では「4月も主要ビルの竣工予定はないことから、空室率がもう一段低下する可能性がある」と指摘する。現空面積は14万5,511坪(同5,330坪減)で、3ヵ月ぶりに15万坪台を割り込んだ。

 1坪当たりの募集賃料は、2万7,019円(同62円上昇)と3ヵ月連続で上昇し、09年12月以来となる2万7,000円台を回復した。募集面積は34万5,089坪(同4,961坪造)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区2.8%(同0.1ポイント低下)、札幌市1.7%(同増減なし)、仙台市6.5%(同増減なし)、名古屋市5.0%(同1.1ポイント上昇)、大阪市3.2%(同0.1ポイント低下)、福岡市1.7%(同0.4ポイント低下)となった。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら