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戸建てのリフォーム費用、積立実践はわずか2割

 住宅のアフターメンテナンス事業を展開する日本リビング保証(株)(東京都渋谷区、代表:安達慶高氏)は10日、「新築一戸建て住宅におけるリフォーム・修繕費対策の実態」アンケート調査結果を発表した。

 2017年3月に、新築一戸建て住宅を自分もしくは配偶者名義で購入してから20年以上経過し、現在もその住宅に居住する人310人を対象に調査した。

 リフォームや修繕工事をしたことがあるかについては、「したことがある」が81.3%と大多数を占めた。一方で一戸建て住宅購入時にリフォーム・修繕工事費用の必要性について認識していたかの問いでは、「認識していた」はわずか45.8%にとどまり、その必要性の認識が十分ではない状況が明らかに。

 リフォーム・修繕費用は毎月積立てるべきかを聞いたところ「積み立てるべき」「どちらかというと積み立てた方がよい」は73.5%と大多数を占めたが、その費用を実際に積み立てているかどうかについては、「現在積み立てている」「過去に積み立てていた」を合わせてもわずか20.6%にとどまった。

 適正だと考える毎月の積立額は「5,000円以上1万円未満」が27.6%でトップ。以下「1万円以上1万5,000円未満」(21.1%)、「2万円以上」(18.4%)。


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