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カーシェアリング、若年層を中心に普及進む

 三井不動産リアルティ(株)とカーシェアリング・ジャパン(株)(東京都渋谷区、代表取締役:山代裕彦氏)は12日、「カレコ・カーシェアリングクラブ 会員アンケート2016」の結果を公表した。

 カーシェアリングの市場動向を把握することを目的に、(1)カレコ・カーシェアリングクラブ会員、(2)カーシェアリングユーザー、(3)一般ドライバーの3つのグループに対し、共通の設問とグループ特性に合わせた個別設問によりアンケートを行なった。(1)は16年12月15~25日にかけて実施し、サンプル数は5,959。(2)は同年12月9~12日に実施し、サンプル数は834。(3)は同年12月9~13日に実施し、サンプル数は4,088。

 一般ドライバーに対して、「カーシェアリングの認知率と利用経験率」について聞いたところ、認知率は92.2%(前年比2.9ポイント増)とほぼ横ばいであったが、利用率は8.9%(同4.3ポイント増)と、普及が進んでいることが分かった。

 カレコ会員の年齢構成をみると、既存会員は30歳代が33.5%、40歳代が31.0%と30~40歳代が中心層だった。新規会員の構成比は20歳代が22.4%、30歳代が36.9%となっており、若年層が伸びていた。

 また、一般ドライバーに対して、利用意向を尋ねたところ、男女10歳代、男性20歳代で40%を超える人が利用したいという意向を示しており、今後も20歳代以下の世代が普及の推進力となり、さらなる伸長が期待できるとした。


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