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大京穴吹不、リノベ戸建て事業に参入

新ブランド「リノテラス」ロゴマーク

 (株)大京穴吹不動産は30日、「リノテラス(Reno Terrace)」ブランドを立ち上げ、「リノベーション戸建て」事業に参入すると発表した。

 同社が売り主として販売する買取再販事業。独自のチェックリストを策定し、仕入れ物件を厳選。提携会社による建物インスペクション判定、シロアリ対策として基礎・床下チェックも実施する。

 リノベーションでは、築年数ごとにリノベーション範囲を定めた「標準工事範囲」を設定。「10年未満」「10年以上」「15年以上」「25年以上」「35年以上」に分け、住まいの安心・安全と機能性に配慮した設備・仕様を厳選する。さらにリノベーション住宅推進協議会が定める内装や設備、構造部などについて検査を実施し、基準をクリアしていない項目についてはリノベーションを行ない、品質を確保する。

 提携工事店と定期的に「工事店会議」を開催し、知識の習得や施工技術のレベルアップに向けた課題、改善点等についての情報共有を図り、施工時の安定した品質確保だけでなく、その向上にもつなげていく。

 検査・点検を行なった重要インフラ13項目については2年保証するほか、内装およびその他の設備も3ヵ月(既存の設備等)から最大2年間(新規・加工工事部分)保証。 アフターサービスとして、室内設備などのトラブルに対応する「24時間リノテラスコール」を設置し、引き渡し時から2年間は無料でサービスを提供する。

 第1号物件として、7月1日より川崎市麻生区の2階建て一戸建て住宅の販売を開始。築20年、土地面積100.00平方メートル、間取り4LDK。クロス貼り替えやシステムキッチン(食洗機付)、ユニットバス(浴室換気乾燥機付)などの交換等を実施。販売価格は3,780万円(税込み)。

 今後はリノベーションマンション「リノアルファ(Renoα)」と合わせ、2021年3月期にはリノベーション住宅販売戸数を2,500戸超の規模に拡大していく計画。


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