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都市の成長可能性、伸び代トップは福岡市

 (株)野村総合研究所は5日、「成長可能性都市ランキング」を作成、公表した。

 都市の今後の成長性を左右する「産業創発力」の現状およびポテンシャルを分析することを目的に、都市圏の人口規模を考慮して選定した国内100都市を対象に、調査した。都市の産業創発力を「多様性を受け入れる風土」、「創業・イノベーションを促す取り組み」、「多様な産業が根付く基盤」、「人材の充実・多様性」、「都市の暮らしすさ」、「都市の魅力」という6つの視点から、131の指標を用いて総合的に分析した。

 その結果、実績および将来のポテンシャルを含めた総合的な産業創発力が高い都市は「東京23区」、「福岡市」、「京都市」の順となった。

 また、実績とポテンシャルの差で見た“伸びしろ”が大きい都市は、「福岡市」「鹿児島市」「つくば市」となり、今後わが国において自立して世界から外貨を獲得し、地域経済を牽引する“ローカルハブ”になる可能性を秘めた「成長可能性都市」であるとした。

 同研究所では、「日本は三大都市圏のみならず、地方部にもさまざまな強みを備え、成長のポテンシャルの高い都市が多数ある。各都市が強みを生かし、世界と結びついていくことで、日本全体として成長していくことが期待される」とまとめた。


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