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東京Aグレードオフィス空室率、3四半期連続の上昇

 ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は10日、2017年6月末時点の東京A・Bグレードオフィスの空室率および賃料を発表した。対象は、東京都心(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)に立地するオフィスビル。延床面積3万平方メートル以上、基準階床面積1,000平方メートル以上、地上20階以上、1990年以降竣工を満たすものをAグレード、延床面積5,000平方メートル以上、基準階面積300平方メートル以上、地上8階以上、82年以降竣工を満たすものをBグレードとしている。

 Aグレードの空室率は2.9%(前月比0.2ポイント上昇)。新規供給の空室を反映したことで、3四半期連続の上昇となった。
 1坪当たりの月額賃料(共益費込み)は、3万6,544円(同0.3%上昇)と、大手町・丸の内が上昇を牽引した。

 Bグレードの空室率は2.5%(前期比0.3ポイント低下)で、2四半期ぶりの低下となった。
 1坪当たりの月額賃料(共益費込み)は、2万2,633円(前期比0.9%上昇)で18四半期連続の上昇に。赤坂・六本木、渋谷・恵比寿、新橋・虎ノ門が賃料上昇をけん引した。


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