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東京都心5区のビル空室率、5ヵ月連続低下

 三幸エステート(株)は13日、2017年6月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は2.20%(前月比0.27ポイント低下)と5ヵ月連続で低下し、1年前の水準に再び近づいた。堅調な需要が続いていることに加え、主要大規模ビルの竣工がなかったことから、空室率低下が進んだ。同社では、年内に竣工を予定する建築中ビルでもテナント誘致が進んでおり、需給バランスは当面、小幅な動きで推移する可能性が高いとしている。現空面積は12万1,387坪(同1万3,368坪減)。

 1坪当たりの募集賃料は2万7,143円(同36円減)と、2万7,000円台前後の水準が6ヵ月連続し、安定した市況が継続。募集面積は31万161坪(同9,701坪減)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区2.3%(同0.2ポイント低下)、札幌市1.4%(同0.1ポイント低下)、仙台市5.9%(同0.5ポイント低下)、名古屋市4.0%(同増減なし)、大阪市2.7%(同増減なし)、福岡市1.6%(同増減なし)。


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