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首都圏既存M価格、わずかに上昇

 (株)東京カンテイは21日、2017年8月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の月別推移を発表した。

 首都圏の既存マンション平均価格は3,566万円(前月比0.1%上昇)とわずかに上昇したが、16年11月以降、3,500万円台半ばでの安定推移が続いている。都県別では、東京都4,828万円(同変化なし)、神奈川県2,825万円(同変化なし)と横ばい。前月に1%程度上昇していた埼玉県は2,151万円(同0.1%上昇)、千葉県も1,959万円(同0.5%上昇)と、上昇が鈍化した。季節要因も相まって、全域的に価格動向に目立った変化はみられなかった。

 近畿圏の平均価格は2,111万円(同0.5%下落)と、4ヵ月ぶりの反転下落に。大阪府は、大阪市をはじめ豊中市や吹田市でも下落したことで、2,887万円(同0.4%下落)となった。兵庫県でも1,844万円(同0.4%下落)と再びマイナスとなったが、1,800万円台半ばの価格水準を維持している。

 中部圏の平均価格は1,722万円(同0.4%上昇)。愛知県も1,849万円(同0.8%上昇)と再び上昇したことで、上昇傾向が続いていた6月の価格水準をともに上回った。


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