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既存Mの登録価格、2ヵ月連続のプラスに

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は22日、同社ネットワークにおける2017年8月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格・成約価格のデータを公表した。対象は、登録物件は新築戸建て9,220件、既存マンション713件、成約物件は新築戸建て1,651件、既存マンション597件。

 新築戸建ての登録価格は首都圏平均で1戸当たり3,410万円(前月比0.2%下落)と4ヵ月連続のマイナスとなった。前年同月比では1.1%下落し、3ヵ月連続のマイナス。
 成約価格の首都圏平均は3,367万円(同2.3%下落)と2ヵ月連続のマイナス。東京23区が4,512万円(同8.4%低下)と再び下落し、神奈川県が3,552万円(同4.1%低下)と3ヵ月ぶりに下落と、12年1月以来、5年7ヵ月ぶりに全エリアでの低下となった。また、首都圏平均の前年同月比は1.1%下落し、1年10ヵ月ぶりにマイナスとなった。
 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が97.6(同0.2ポイント低下)と、成約物件が95.1(同2.2ポイント低下)、成約物件の価格指数が2ヵ月連続で登録物件を下回った。

 既存マンションの登録価格は1戸当たり2,783万円(同1.3%上昇)で、2ヵ月連続のプラスに。前年同月比では6.6%上昇し、再びプラスとなった。
 成約価格は2,707万円(同2.8%低下)と再びマイナスに。2ケタの下落となったエリアがあったものの、平均価格の高い東京23区の成約が好調だったことから下落率は小幅となった。首都圏平均の前年同月比は0.6%上昇し、17ヵ月連続のプラスに。23区は5月に、神奈川県は6月に平均価格が調査開始(09年1月)以来の最高値となったものの、多くの消費者が価格上昇についてこられず、登録価格比の下落が目立つ。
 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が130.4(同1.7ポイント上昇)、成約物件が135.9(同3.9ポイント低下)と、成約物件の価格指数が登録物件を18ヵ月連続で上回った。


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