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三井リアル、名古屋市中心部開拓へ旗艦店

 三井不動産リアルティ(株)は、「三井のリハウス名古屋栄センター」を5日に開設した。

 同店舗は、名古屋市営地下鉄東山線「栄」駅徒歩3分に立地し、栄を中心とした名古屋の中心部や東山線や地下鉄名城線沿線の仲介需要に応える旗艦店と位置付ける。これまで同エリアは名古屋駅前の「名古屋センター」と「代官町センター」が担当してきたが、名古屋中心部で分譲マンション集積が進んできたこと、オフィスビル開発の進展やリニア開業を先取りした投資需要が活性化してきていること、価格が上昇しているにもかかわらず、成約までの期間が短期化していることなどを受け、10年ぶりに栄に店舗を出すことにした。

 分譲マンションの賃貸化に対応し、売買仲介に加え賃貸仲介機能も持たせるほか、相続、資産有効活用、事業承継などをテーマにしたセミナーを定期的に開催し、不動産仲介ニーズを取り込んでいく。また、同センター限定で売り主に対する「ホームステージングサービス」も提供する。

 同社名古屋支店が管轄する仲介店舗は、栄センター含め22店舗。2017年度の取扱件数は、前年度比24%増、取扱単価も11%増と好調。5日会見した同支店長の坂田博英氏は「栄は商業集積に加え分譲マンション供給も進んでいる。東山線・名城線が交差する立地を生かし、広域にわたる物件情報を提供していく」と抱負を語った。同センターでは、向こう3年間で取扱件数と手数料収入を倍増させる方針。

 同センターの所在地は、名古屋市中区栄3-14-7RICCO栄5階。電話052-249-3110。FAX052-249-3123。

「栄エリアは商業集積に加えてマンション供給も進んでおり、
実需に加え投資需要も活性化している」と語る、
同社名古屋支店長の坂田博英氏


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