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六本木ヒルズで宅配ロボットが荷物届ける実験

「キャリロデリバリー」

 森ビル(株)は8日より、自動走行する宅配ロボット「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」の実証実験を、六本木ヒルズ(東京都港区)で開始した。

 物流業界では、荷物料の増加や人材不足が課題となっており、特に集配施設から届け先までの最後の“ラストワンマイル”における業務の効率化が求められている。六本木ヒルズでは、2003年の開業時から集荷や配送を集約する共同物流センターを設置。集配の効率化を図ってきたが、さらなる効率化や利便性向上に向けて、(株)ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒氏)と共同で、AI自動走行宅配ロボットを用いて六本木ヒルズ内の物流センターから森タワー内オフィスに荷物を配達する実験を行なう。実験期間は18年3月31日まで。

 今後は、物流センターからテレビ朝日の社屋などの六本木ヒルズ内各施設に荷物を運搬する実験もスタートする予定。さらには、オフィスワーカーへのコーヒーデリバリーや居住者への荷物の配達などに向けたAI自動走行宅配ロボット導入も進めたい考え。


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