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上野の複合施設竣工、11月4日開業へ

「上野フロンティアタワー」外観

 J.フロント リテイリンググループと(株)大丸松坂屋百貨店は17日、複合商業施設「上野フロンティアタワー」(東京都台東区)の竣工式を執り行なった。

 同施設は、2014年春に松坂屋上野店南館が閉館後、建て替えを行なったもので、11月4日に開業する(関連ニュースはこちら)。

 JR「御徒町」駅徒歩2分。敷地面積約5,800平方メートル、延床面積約4万1,000平方メートル、地上鉄骨造地下鉄骨鉄筋コンクリート造地上23階地下2階建て。地下1階には本館地下1階とつながる「松坂屋」、1~6階は「パルコ」、7~10階は「TOHOシネマズ」、12~22階は賃貸オフィスとなる。

 竣工式の挨拶でJ.フロント リテイリング(株)の取締役兼代表執行役社長・山本良一氏は「グループの成長戦略として、百貨店を中心に周辺エリア全体を活性化しており、本プロジェクトはそのフロンティアといえる位置付け。これからの上野エリア開発の起爆剤となることを願っている」と述べた。

 また、来賓出席者の台東区長・服部政夫氏は「今年は台東区の旧下谷区と旧浅草区が合併し70周年を迎える節目の年。昨年は国立西洋美術館が東京初の世界文化遺産に登録され、今年は上野動物園の赤ちゃんパンダが誕生と嬉しいニュースが続いている。2020年五輪に向けて上野には多くの人が訪れることが想定される。台東区のランドマークタワーとして、上野の魅力を国内外に発信してくれるものと期待している」と祝辞を述べた。

「上野エリア開発の起爆剤となることを願っている」と話す
J.フロント リテイリング(株)の取締役兼代表執行役社長・山本良一氏


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