不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東京主要5区のビル空室率、3%台で推移

 (株)ビルディング企画は16日、2017年9月度の全国6大都市圏(東京、名古屋、大阪、福岡、札幌、仙台)の主要エリアにおけるオフィスビル市況調査結果を発表した。

 東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の100坪以上のビルの平均空室率は3.97%(前月比0.1ポイント上昇)と、先月に引き続き3%台で推移するも二次空室の募集があり、空室率は若干上昇した。
 区別では、中央区は7.23%(同0.34ポイント上昇)と上昇。千代田区は3.60%(同0.21ポイント上昇)と横ばい、港区は3.94%(同0.17ポイント下落)と、Sクラスビルでの成約が多く、改善した。新宿区は2.20%(同0.31ポイント上昇)、渋谷区2.07%(同0.09ポイント下落)と、引き続き低水準を維持。同月は空室率を残し竣工した新築物件の成約が進んだ。

 1坪当たりの推定成約賃料(基準階床面積100~300坪未満のビル)は、2万39円(同242円増)と、上昇基調で推移した。東京主要5区のうち4区で上昇しており、中でも港区は2万534円(同1,081円増)と大幅に上昇。新宿区も1万7,850円(同764円増)と上昇しており、西新宿の高層ビルに複数棟募集が出たことが一因としている。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら