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不動産コンサル25周年記念し事例発表会

不動産コンサル事例発表会の様子

 (公財)不動産流通推進センターは11月1日、「公認 不動産コンサルティングマスター」創設25周年を記念した不動産コンサルティング事例発表会を開催。約80人が参加した。

 不動産コンサルティング業務に関する事例を公募。同センターが選定した事例について、事業者自らに解説してもらうことで、成功体験の共有を図り、コンサル業務の推進につなげるもの。発表者および聴講者は、これまで不動産コンサルマスターのうち「相続対策専門士」「不動産有効活用専門士」に限定して開催していたが、25周年を機に不動産コンサルマスター全体にまで対象を広げた。今回は相続対策に関する3事例、不動産有効活用に関する3事例、計6事例の発表があった。

 複数不動産を所有し複数相続人がいる場合や、共同相続人が所有する土地の上に複数不動産が建っている場合などの相続対策、遊休化していた土地の管理に困っている場合などの不動産有効活用方法などを発表。
 発表者からはそのポイントとして「家族の思いを考慮して次世代までいかに資産承継ができるか」「真の問題点を聞き出し本当に望ましい解決対策を提案すべき」「不動産の収益性最大化を意識しその価値の維持管理される環境整備を形成すること」などが挙がった。

 そのほか、専門士コースの講師を務める(株)不動産財産コンサル代表取締役の福田郁雄氏やダンコンサルティング(株)代表取締役の塩見 哲氏による講演も実施。福田氏は収益不動産の値段の波を理解し純資産拡大サイクルの構築手法などを、塩見氏は「不動産有効活用専門士」の役割や必要なノウハウなどを解説した。


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