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3,304名が来場/日管協フォーラム2017

昨年を約1,000名上回る
801社・3,304名が来場した

 (公財)日本賃貸住宅管理協会は14日、「第5回 日管協フォーラム2017」を、明治記念館(東京都港区)で開催した。

 同協会の各委員やブロックが、それぞれの活動内容や成果を一堂に発表するもので、全27講座と、レディース委員会設立20周年全国大会、社宅サミット、賃貸不動産経営管理士試験直前講座を実施。今年は昨年を約1,000名上回る、801社・3,304名の来場者が詰めかけた。

 同協会会長の末永照雄氏は、「『DIY』『民泊』といった新しい貸し方など、世情を反映するテーマを選んだ。昨年比で約1,000名の集客を可能としたのは、SNSによる情報拡散の成果も大きい。その結果、174社の非会員による参加もみられた。会員、非会員問わず、このフォーラムを通して賃貸管理業界全体のレベルアップにつなげていきたい」などと話した。

 あんしん居住研究会は、180泊規制のある民泊市場への参入戦略を発表。既存建物の簡易宿所化や、長く空室が続いた居室を民泊物件にリノベーションした事例などを紹介した。「規制はあるが、賃貸管理事業者にとっては柔軟な貸し方ができるようになると前向きに捉え、参入するからにはプロ意識を持って取り組むべき」などと今後の展望について話した。法務委員会は、民法改正による管理業者への影響と対策について講義。賃貸借契約の改定条文等について詳しい弁護士が、分かりやすく解説した。

 東京都支部は、第7回JPM「夢の賃貸住宅」学生コンテストの優秀作品を発表した。今年のテーマは「コミュニティと賃貸住宅」。提出作品79件の中から、京都府立大学生命環境学部環境デザイン学科の3名が「『雲』を介するコミュニティ」でグランプリを受賞した。レディース委員会は、身近にできる働き方改革をテーマに、不動産会社2社の実例を紹介。男性が長期育児休暇を取得した経験談や、社内の環境整備、人材育成、女性も男性も活躍できる職場づくりなどについて発表。また、講師にデザイナーのコシノ ジュンコ氏を招き、レディース委員会設立20周年記念講演&パーティも実施した。

第7回JPM「学生コンテスト」では、
79件の応募作品の中から
京都府立大学生3名による作品が
グランプリに選ばれた


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