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不動産業で働く女性への期待高まる/WBN

2017年「日米カンファレンス」の様子

 (一社)日米女性ビジネスネットワーク協会(WBN)は17日、「住宅・不動産業で働く女性の未来像」をテーマに、2017年「日米カンファレンス」を、すまい・るホール(東京都文京区)で開催した。

 同協会は、女性がより快適に仕事に従事し、活躍できる環境を考えることで、ビジネスの場や社会全体のあり方を根本から改善していくことを目的に設立されたもの。

 カンファレンスでは、国土交通省住宅局長の伊藤明子氏が「日本の住宅産業における女性への期待」をテーマに講演。「女性は、『おせっかい』力(コミュニケーション力)があり、住み手側に徹底的・長期的に寄り添う存在。業界でのますますの活躍を期待している」などとエールを送った。

 東急リバブル(株)代表取締役で(一社)不動産流通経営協会理事長の榊 真二氏は、売買仲介営業に生かせる女性の特性として、責任意識・目標達成意識の高さ、きめ細かい心配りができる、住宅の中心的存在であることなどを挙げ、これからの女性活躍の可能性を力説した。

 ハワイ大学財団理事、前ハワイ州リアルエステイト・コミッショナーのDr.キャサリーン・カガワ氏は「女性全体としてみれば着実に進歩している」と述べた上で、「さらに一段レベルを上げるため、また男性を抜くためには、さらなる努力が必要。そのためには、常にトライしなければならない。何もしなければ成功はない」と、業界で働く女性にアドバイスした。


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