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一人住まいの引っ越し挨拶「必要」は26%

 (株)エフ・ジェー・ネクスト(FJネクスト)は28日、「ひとり住まいの安心・安全意識アンケート」の結果を公表した。10月13~15日、首都圏の20~30歳代の独身ワンルーム単身入居者を対象にインターネット調査を実施。有効回答数は400人。

 部屋の仕様や立地条件が同等な場合、セキュリティと家賃のどちらを優先するかを聞いたところ、「セキュリティ重視」が13.3%、「どちらかと言えばセキュリティ重視」が16.3%となり、セキュリティを重視するのは約3割で、家賃重視派が約7割にのぼった。男女別に回答をみると、男性では「セキュリティ重視」「どちらかと言えば~」を合わせると20.5%だったのに対して、女性では38.5%となった。

 「これだけは欠かせない」セキュリティ設備については、「モニター付きインターホン」が55.5%を占めて最多。年代別、男女別でも最も高かった。2番目に高かったのは「ドアチェーン」の47.3%、3番目は「オートロック」の46.5%だった。

 防災対策として行なっていることでは、「飲料水の備蓄」が34.0%で最多。年代別では30歳代が42.0%だったのに対して20歳代は26.0%にとどまった。次いで「食料品の備蓄」が29.8%で続いた。

 引っ越しの挨拶についても聞いたところ、「必要」という回答が26.3%にとどまり、「必要ない」という回答が73.8%に達した。「必要ない」と回答した理由について、男性では「プライバシーを守りたい」「不必要な人間関係を増やしたくない」といった回答があったほか、女性では、「一人で住んでいることを知られたくない」など、防犯上の懸念を挙げる人が多かった。一方、「必要」と答えた人からは、「いざという時に助け合える」「トラブル対策」などといったコメントが寄せられた。


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