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DIY賃貸、若年世帯に人気で申し込み100件突破

 大阪府住宅供給公社が供給するDIY賃貸住宅制度「団地カスタマイズ」の申込件数が、2017年1月の受付開始から約1年で100件を突破した。

 DIY工事部分の原状回復義務を免除する制度。入居者の高齢化や、築年数の古い団地の空き家の増加等の課題解消に向け、入居者の新たなニーズに対応した取り組みで、若年層を中心とした新規入居の促進および、住まいに手を入れ愛着を持って住まうことによる長期入居の効果を見込んでいる。

 対象団地は、同公社賃貸住宅のうち約半数以上の約1万2,000戸。壁の天井の塗装替えや、クロス、床のクッションシートの張り替え等が可能。

 制度対象物件の入居者の半数以上は60歳代以上で、20・30歳代の入居者は17%にとどまる中、同制度の申し込み者は46%が20・30歳代と若年世帯が中心となっている。


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