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首都圏賃貸成約数、2ヵ月連続の減少

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2018年2月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は2万5,869件(前年同月比3.4%減)と、2ヵ月連続でマイナスに。都下、神奈川県、埼玉県の減少幅は縮小したが、東京23区が同9ヵ月ぶりに減少したことで首都圏全体の減少幅は拡大した。地域別にみると、東京23区1万1,355件(同1.4%減)、東京都下2,506件(同1.6%減)、神奈川県6,953件(同2.7%減)、埼玉県2,284件(同19.9%減)、千葉県2,771件(同1.8%増)。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万4,500円(同1.1%下落)となり、10ヵ月ぶりのマイナス。アパートは6万2,800円(同1.3%上昇)となり、9ヵ月連続のプラスとなった。09年1~12月の各月を100とした賃料指数は、首都圏平均でマンションが87.9(前月比3.4ポイント低下)、アパートは98.6(同0.3ポイント低下)に低下した。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,657円(前年同月比1.4%上昇)で、8ヵ月連続のプラス。アパートも2,367円(同3.9%上昇)と上昇し、12ヵ月連続のプラスとなった。賃料指数は、マンションが93.0(同0.5ポイント低下)、アパートは96.4(同0.9ポイント低下)となった。


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