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ワンストップサービスさらに強化/ウスイH

発表会の模様

 ウスイホーム(株)(神奈川県横須賀市、代表取締役社長:木部浩一氏)は3日、ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(神奈川県横須賀市)で2018年度のグループ経営方針発表会を開催、グループ会社5社含め200名超の役職員が参加した。

 冒頭挨拶した同社グループ代表の臼井伸二氏(ウスイホーム代表取締役会長兼グループ最高経営責任者)は、「厳しい業績を強いられる同業者が多い中で、当社は過去最高の売り上げを上げることができた。当社は住まい・暮らしのワンストップサービスを目的に、各事業を強化してきた。建売販売のヴェルテックスはいまや本社をしのぐ売り上げを上げ、保険事業は手数料収入が1億円を超えた。賃貸管理は安定収益源となり、注文住宅やリフォームはこれから期待できる。10年後どの事業が柱になるかはわからないが、ワンストップサービスさえ構築して置けば、時代に合った事業で生き残れる」と抱負を述べた。

 続いて、同社代表取締役社長の木部氏が、17年度の連結業績速報を発表。売上高は過去最高の100億円(前年度比4.5%増)を達成。営業利益は営業支援部門の増強などへの先行投資で11億8,000万円(同7.0%減)にとどまったと報告。「今期は売上高130億円をめざし、各部門が目標を貫徹する」とした。

 横浜・湘南エリアナンバー1企業の地域固めに向け、同エリア内で人口が増えているエリアへの新規出店を計画。4月の宅建業法改正に合わせインスペクションと瑕疵保険のパッケージと買取再販事業を強化。ホームステージングとインテリア付き中古住宅を拡販する。自社媒介物件のインスペクションは、グループ会社で建築・リフォームを手掛ける(株)斎藤工務店が一括して実施。余力が出た段階で、同業他社へのインスペクション+瑕疵保険サービスの提案も行なっていく。

 新築販売は、高断熱・高耐震がウリの自社オリジナル商品「望み455」の拡販やZEH、IoT住宅など売れる商品づくりで、年間200棟の販売を目標としていく。

 また、社員の業務効率向上や離職率減少をめざし、有給取得率向上、振替休日完全取得、残業撲滅などの社内環境改善にも注力。女性社員の労働環境を整備し、5年後をめどに女性管理職比率20%を目指す。


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