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サンフロ中計、海外事業を積極展開

 サンフロンティア不動産(株)は9日、2018年3月期決算説明会を開催。あわせて、このほど発表した中期経営計画(19年3月期~23年3月期)についても説明した。

 当期(17年4月1日~18年3月31日)は、主力の不動産再生事業が高い利益水準を維持。連結売上高474億6,300万円(前期比17.5%増)、営業利益112億3,900万円(同19.8%増)、経常利益107億5,500万円(同20.9%増)、当期純利益74億2,000万円(同15.0%増)。7期連続の増収・経常増益となった。

 また中計は、基本方針を「都心特化ビジネスと成長市場への展開」とする。中核事業である都心部におけるオフィスビル再生事業に加え、同エリアで新築ビルの開発を開始。ホテル客室数も2,204室(18年5月時点)から5,000室へ増やす。海外事業では、既にホテルや住宅の開発・運営を行なっているベトナムやインドネシアに200億円を重点投資し、現地でのブランドを確立する。

 19年度は、売上高580億円(18年度3月期22.2%増)、営業利益123億円(同9.4%増)、経常利益118億円(同9.7%増)、当期純利益82億円(同10.5%増)を見込む。23年度の目標は、売上高1,000億円(同110.9%増)、経常利益200億円(同86.9%増)、当期純利益140億円(同89.1%増)。

 同社代表取締役の堀口智顕氏は、「新事業であるホテルの開発・運営も好調。自社ブランドの『日和ホテル舞浜』は激戦区の中、トップクラスの評価を受けており、この4月は45%をインバウンドが占めるなど、国外からのお客さまも多い。海外事業も、ベトナムの分譲マンションが1日で完売するなど順調。今後も、関連事業のM&Aを積極的に行ない、既存事業・新規事業の成長を加速する」などとコメントした。


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