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住宅の省エネ動向などについて講演

登壇した(一社)ステキ信頼リフォーム推進協会会長・坂本雄三氏

 (一社)ステキ信頼リフォーム推進協会は5日、AP東京八重洲通り(東京都中央区)で住宅の省エネ動向に関する講演会を行なった。

 第1部では「断熱省エネ・省CO2を本当に実践する時代へ」と題し、同協会会長の坂本雄三氏が登壇した。住宅の省エネ・環境技術の動向について、グリーンイノベーション行政に関しては、「建築物・省エネ法」の施工による省エネ基準の適合義務化や、ZEH・ZEB、木造の技術開発に対する補助金給付などを背景に急速に進んでいると語った。また、住宅断熱・リフォームに関しては、民間による断熱基準の策定や断熱素材の価格低下の話題を挙げ、「設備も30、40年前よりは快適で使いやすく、性能も良い。リフォームを積極的に進めていけば省エネにも貢献できる」と述べた。最後に、「小さな環境負荷の下で良い暮らしをしたいというのが多くの人の望みだ。引き続き住宅のイノベーションを進めていきたい」と締め括った。

 第2部では、匠総合法律事務所の秋野卓生氏が登壇し、2020年に施行の民法改正について、住宅・リフォーム会社に関連する内容のポイントを解説。判例の整理による裁判の合理化や、口頭契約の不可化による契約社会の到来、「瑕疵担保責任」から「契約不適合責任」への変更、消滅時効期間の統一などについて説明した。

登壇した匠総合法律事務所弁護士の秋野卓生氏


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