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住団連、新会長に阿部俊則氏

新会長に就任した阿部俊則氏

 (一社)住宅生産団体連合会は20日、ホテルグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で総会を開催。各種報告、審議事項などを議決・承認した。また、役員改選期に伴い、新会長に阿部俊則氏(積水ハウス(株)代表取締役会長)、新副会長に芳井敬一氏(大和ハウス工業(株)代表取締役社長)を選任した。

 2018年度事業計画では、「国民の豊かな住生活を実現するための税・財政・金融制度の構築」や「消費税率の再引き上げによる住宅市場への負の影響回避」のほか、長期優良住宅やZEH等の良質な住宅整備や、リフォーム・リノベーションによる既存ストックの性能品質の向上といった「良質な住宅ストックの整備」などを重点項目とした。

 総会後に会見した阿部新会長は、「持家住宅の市場は低迷傾向にあり、消費増税には懸念がある。われわれとしては、住宅取得のボリュームゾーンに対して、より効果的な政策を要望していきたい」などと述べた。また、今後については、建て替えとリフォームの両輪が重要になっていくとし、「良質なストックをつくることで、若い世代にも手が届くような環境にしていきたい。既存住宅が市場で流通していくよう働きかけていく」と話した。


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