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芦屋のZEHマンション、13日発売/大京

「ライオンズ芦屋グランフォート」外観イメージ

 (株)大京は10日、「ライオンズ芦屋グランフォート」(兵庫県芦屋市、総戸数79戸)が、経済産業省の定める「Nearly ZEH-M(ニアリーゼッチマンション)」として、BELS評価書を取得した。

 同物件は、阪急神戸線「芦屋川」駅徒歩17分に立地。敷地面積4663.25平方メートル。鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建て。間取りは2LDK~4LDK。

 Nearly ZEH-Mは、省エネルギーと創エネルギーにより基準1次エネルギー消費量を75%以上削減した集合住宅の認定名称。

 同物件は外皮性能の向上により、断熱・省エネ性能を高めたことや、次世代燃料電池(エネファーム)を導入したことから、全戸平均32%の省エネを実現。また、建物屋上に設置する太陽光発電により、全戸48%の創エネも実現し、合わせて1次エネルギー消費量を約80%削減する。
 さらに、災害時に「電気」「水」「ガス」すべてのライフラインが途絶しても、7日間以上電力を供給し、生活を持続することが可能な「SONA-L SYSTEM」を導入。生物多様性に配慮しつつ、自然の力を活かして機械に頼らず住環境をコントロールするパッシブデザインも導入することで、大幅なエネルギーの削減と災害時のエネルギー自立を実現する。

 これらにより、Nearly ZEH-Mの要件を満たしたことから、住棟単位および住戸単位で同認定を受けた。なお、中層住宅(5階建て)でNearly ZEH-Mに認定されたのは初。
 また、住棟単位・住戸単位でBELS評価書も取得しており、その中でもNearly ZEH-Mの取得が評価された。なお、CASBEEの最高位「Sランク」も取得している。

 同物件は13日より販売を開始。第1期販売戸数は10戸。間取りは2LDK~4LDKで、専有面積は67.96~87.27平方メートル。販売価格は4,460万~5,939万円で、最多価格帯は5,000万円台(6戸)。竣工は19年5月、入居開始は同年6月の予定。


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