不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

都心5区ビル空室率、2ヵ月連続で1%切る

 三幸エステート(株)は9日、2018年7月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区空室率は0.95%(前月比0.01ポイント低下)となり、5ヵ月連続で統計開始以来(1994年1月)の最低値を更新。2ヵ月連続で1%を下回ったのものの、低下幅はわずかとなっている。現空面積は5万8,641坪(同4,690坪増)となり、3ヵ月連続の5万坪台となった。

 1坪当たりの募集賃料は2万8,464円(同225円増)で、3ヵ月連続で上昇。貸し手市場が続く中、募集賃料を見直す動きが増加。フリーレント期間の短縮など募集賃料を上げやすい環境が整いつつあるとみられる。募集面積は30万9,962坪(同3,766坪増)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区1.2%(同変動なし)、札幌市1.7%(同0.1ポイント低下)、仙台市4.9%(同0.2ポイント低下)、名古屋市2.4%(同0.1ポイント低下)、大阪市1.8%(同0.2ポイント低下)、福岡市1.4%(同0.1ポイント低下)。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら